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NitroPlus 『続・殺戮のジャンゴ ─地獄の賞金首─』 感想

続・殺戮のジャンゴ 〜地獄の賞金首〜 皆殺しパック

メーカー:ニトロプラス
発売日:2007/07/27
参考価格:\9,240
価格:\7,830
OFF : \1,410 (15%)

Nitroplus Net(OHP)
http://www.nitroplus.co.jp/pc/

 面白かった。「マカロニ・ウエスタンへのオマージュ」というこの作品。特筆すべきは無駄のない文章とシナリオ、そしてディティールにまでこだわった演出である。
 絵も音楽も本当に良くて、全体のクオリティが高い。
 途中で時間を計るのを忘れてしまったものの、プレイ時間にしておそらく8-9時間ていど。音声や画面効果はスキップせず、テキストも読み飛ばしていないので、それほど長くはない。熱中したのもあって、コンプ後の感想としては何か物足りない──というよりも、非常に面白いだけに、もっとプレイしていたかった。
 ただ、サントラとマカロニ銃が特典として付いた「皆殺しパック」でこの価格設定だから、ボリュームとしてはこんなものだろうか……といっても、銃なんてもらっても困るのだがw 笑ったけど。

 CG枚数は差分抜きで63。Hシーン回想が11。音楽は35曲。
 おまけはExtraとして、CG LIBRARY(CG鑑賞)・RECOLLECTION LIBRARY(Hシーン回想)・CG LIBRARY(音楽鑑賞)モードあり。また、コンプ後はタイトル画面にて、転がっていく草のかたまりみたいなヤツをクリックすると、チャプターごとに再生できるようになるのが便利。
 システムは、バックログ・未既読スキップ・オートモード・スピード設定(文章・画面効果)・サウンド設定(BGM・音声・SEの各ボリューム調整&ON/OFF)など……過不足なし。
 ちなみに、WinXP/Pen4-2.8GHz/メモリ 1.5GB という私の環境では、ややもっさり感があった。

 以下、ネタバレを含む感想↓

【“NitroPlus 『続・殺戮のジャンゴ ─地獄の賞金首─』 感想”の続きを読む】
関連タグ: ゲーム 続・殺戮のジャンゴ レズビアン

魔法少女リリカルなのはStrikerS 第17話 「その日、機動六課(後編)」 感想

スバル
絵コンテ:草川啓造
演出:中山敦史
作画監督:橋本貴吉

 うっわぁあああギンガさんが! ギンガさんが!!
 驚くほど出血していたが、ナンバーズがしっかりさらっていったからには、生きてはいるのだろう。生きてはいるのだろうが、あれはショックだ。スバルがブチギレるのも無理はない有り様だった。

 今回のあらすじ:
 管理局地上本部、及び機動六課の「無血」制圧を目的とした、ナンバーズらの攻撃は熾烈をきわめる。
 新人たちは、戦闘機人による襲撃をしのいで合流地点に到達し、隊長陣からあずかっていたデバイスを、首尾よく届けることができた。しかし直後、姉・ギンガとの通信が途絶えたことに気づくスバル。一方、ロングアーチが敵の襲撃をうけていると知らされたフェイト。そこで二手に分かれ、なのは率いるスターズ分隊はギンガの安否確認・襲撃戦力の排除にあたり、フェイト率いるライトニング分隊は六課へ帰還することになる。
 気が急くあまり、なのは・ティアナらに大きく先行したスバルは、血塗れで倒れているギンガの姿を目の当たりにする。その姉を取り囲んだ戦闘機人たちに、怒りを爆発させたスバルは、目の色が変化し、尋常でない力を暴発させる。しかし、ナンバーズの連携の前に、ひとりでは姉を取り返すことはかなわず、ギンガは連れ去られてしまう。
 一方、シャマル・ザフィーラの抗戦もむなしく、ナンバーズの侵入を許す機動六課。結果として、ギンガにつづいてヴィヴィオも、敵に奪われてしまう。とどめを刺すかのように、六課の本部施設の破壊を警告するガジェットドローンの群れに対して、悲しみにくれるキャロ。彼女はついに竜騎・ヴォルテールを召喚し、敵に火炎を浴びせる。
 そのころ、地上本部には、勝利を宣言するスカリエッティからの通信が届いていた。

 ナンバーズのメンバーいわく、ギンガは「タイプゼロ・ファースト」。スバルもまた戦闘機人だったらしい。こちらがセカンドか? 二人とも、これまで気づいていなかったのだろうか?
 こうなると、父親との関係もわからなくなる。
 また、激昂して覚醒(?)したスバルの力は、ナンバーズをもねじ伏せうるほどのものらしい。

 指揮系統の麻痺により、一方的に蹂躙される時空管理局側──という今回の構図。ストーリーも山場にさしかかり、不吉な予言が成就するという形で、なのはたちの守りたかったものが、いちど徹底的に破壊されることに。
 息もつかせぬ展開に、やはり戦況は拮抗しているか、もしくは不利なほうが盛り上がると感じた。とても面白かった。

 目の前で姉を傷つけられ、さらわれた、スバルのショックも相当のものだろう。だが、なのはとフェイトは、ヴィヴィオがさらわれたことをまだ知らない。ヴォルケンリッターも倒され、機動六課の隊員たちの多くが傷ついた──その現状を目にしたはやては、どう対応するのだろうか? いずれにせよ、スカリエッティの口にする「無血」だの「人道的」だのという言葉には、はらわたが煮えくり返りそうだっただろうなぁ。
 それらを受けて、次回でどのようなフォローがされていくか、続きが気になる。
関連タグ: アニメ 魔法少女リリカルなのは

エル・カザド 第17話 「追い詰める女」 感想

ナディ&エリス
脚本:西園悟
作画監督:落合瞳・門智昭(メカ)
絵コンテ・演出:有江勇樹

 前回との落差が凄い、カッチリとした構成・演出が印象的な回。作画の質も高い。
 ナディの生業である「賞金稼ぎ」としての仕事ぶりを、エリスが目の当たりにすることで、これまでは見えなかったナディの一面を知る。それを受けてのラストのやり取りが、ナディの見事なコケっぷりと同様、とても心に残るものだった。

 今回のあらすじ:
 「旅を続けるにも、先立つものがなければ」と頭を悩ますナディに、本業の賞金稼ぎを提案するエリス。てっとりばやく現金を調達したい二人は、組織の金を持ち逃げした賞金首・ゲレーロの足取りを追いはじめる。
 しかし、同じターゲットを狙うリカルドとリリオとに鉢合わせし、賞金は山分けという約束で手を組むことに。
 ゲレーロの住処をつきとめたこの賞金稼ぎたちは、彼のマンションを見張ることにする。だが、エリスたちがゲレーロを狙っていることを知ったL・Aが先行し、マンションに侵入してゲレーロを襲う。銃声を聞きつけ、マンションに突入したナディとリカルドをよそに、ベランダから現れてL・Aを制止するエリス。
 車で逃走を図ったゲレーロが、リリオの乗った車に衝突しかけるのをみて、その前に立ちふさがり、力を使って阻止するエリス。その事態を目にしてあわてて駆け寄ってくるナディだが、そちらへ向けてしぶとくもゲレーロが発砲し、ナディは倒れる。なおもエリスに銃口を向けるゲレーロを、リカルドが仕留める。倒れて動かないナディに、驚いて駆け寄るエリス。だがナディは、エリスの力によって氷結した路面に足を滑らせ、転んだだけだった。
 賞金の分け前をうけとり、リカルドたちと別れてまた旅立つ、ナディとエリス。ナディの生業の危険さを思い知ったエリスは、賞金稼ぎの仕事をしろなどとは「もう二度と言わないから」と告げる。

 考えてみれば、主役のひとりがこんなことで死ぬはずもないのだが、それにしてもナディが撃たれた(と思った)ときには素でびっくりした。コケただけだなんて、私の純情を返してくれ! いや、無事で良かったけれども……
 ナディが倒れてから、無事だと知るまで、エリスのこれほど豊かな表情を見たのははじめてだった気がする。笑っていても表情に乏しく、何を考えているのかがわからない子という印象があったから。まぁ、親しい人が前ぶれもなく死ぬ(かもしれない)というのは、エリスでなくとも心臓がとまるほど動転するもの。だからなおのこと、「生きていてよかった」という思いが、逆にナディの存在の大きさをエリスに教えたんだろう。

 ナディから顔をそむけるようにして「もう二度と言わないから」というエリスに、ナディが「いえっさ」と答える場面は、何か胸がきゅんとしたなぁ。ナディはきっと、これまでずっと賞金稼ぎをつづけてきて、こんなふうに言われたのははじめてだと思うんだ。演出のよさも光っていた。

 今回は、策士のお兄さんとお姉さんたちはおとなしかった。ブルーアイズが、ナディから離れたエリスを確保しようとせず、なりゆきを見守ったのは、どんな理由からだろう? 彼女もまた、属する組織とはまた別の思惑によって動いているようにみえるので、結局はローゼンバーグと同様、エリスの能力の引き金をひく存在としてナディを利用したいのか……でも、ブルーアイズの口ぶりからして、ナディは単なる使い捨てのボディガードではないとも感じるんだよなぁ。

 さて、今期はエル・カザド&リリカルなのはを含めて10本ほどアニメを見ていて、個人的には豊作ながら、このブログ的に現在イチ押しのアニメがこれ。本日発売のDVD1巻+サントラ1巻ももちろん予約済みなのだが、ここでもしれっとプッシュしておきます。

テレビアニメ『エル・カザド』DVD 1 (初回限定盤)

監督:真下耕一
発売日:2007/07/25
参考価格:6,090
価格:4,568
OFF : 1,522 (25%)

エル・カザド オリジナルサウンドトラック1

アーティスト:TVサントラ
発売日:2007/07/25
価格:3,045
関連タグ: アニメ エル・カザド 百合

ふぐり屋 OHP更新

「その花びらにくちづけを」応援バナー

 『あなたと恋人つなぎ』のパッケージ版まだか!と思って(超せっかち)公式サイトをのぞいてみたら、いつの間にか100万hit超えということで。おめでとうございます!

 100万hit記念として、ぺこ氏による壁紙がアップされているが……うっわ、妄想がとまらんw 何か、見ているだけで幸せになれる絵ですね! 百合とは本当に良いものだ。
 しっかし楓ちゃんのおっぱいは本当に凄い。朝の学校で、後ろから抱きついて「楓ちゃん、おはよっ! (むにっ)」ってやりたくなる乳である。紗良のように同棲していると、これをやる機会があまりなさそうなのが唯一のデメリットかもしれないw

 お知らせコーナーによれば、ショップ委託で『わたしの王子さま』&『あなたと恋人つなぎ』の同人誌を出すそうだ。これは嬉しいニュース。
 前回の「二人のクリスマス」もかなり良かった記憶があるので、もちろん買い。しかし、ふぐり屋の中の人は頑張りすぎ。いつ休んでいるんだろう……
関連タグ: その花びらにくちづけを 百合 レズビアン

魔法少女リリカルなのはStrikerS 第16話 「その日、機動六課(前編)」 感想

指きり
絵コンテ:友田政晴
演出:古川政美
作画監督:倉橋希

 「地上本部崩壊の予言」が指し示した9月11日──の翌日、に行われる公開意見陳述会に向け、前日夜から地上本部の警備にあたるなのは達。
 しかし陳述会の開始早々、地上本部を狙うスカリエッティ一味が動き出した。クラッキングによるシステム異常にはじまり、本部は内外からの一斉攻撃を受ける。さらに本部を取り囲んだガジェットによる、AMFの同時展開によって、内部では魔力結合・通信も不可という状況に陥る。
 内部に閉じ込められた形になる隊長陣。持ち込み禁止の規則に従い、隊長たちのデバイスを預かっていたスバル達が、救援に向かう。中のなのはとフェイトも、彼らとの目標合流地点へと急ぐ。一方、残ったヴィータとリインは、本部に急接近するガストとアギトを迎え撃つ。
 そしてルーテシアは、未確認のレリックと聖王の器とが保管されていると思われる、機動六課へ。

 やっぱり、アニメに出てくるおっきな建物は、派手にぶっ壊すためにあるんだよねー! と思いつつ、なのは達と一緒に潰れてしまっては元も子もないので、このまま予言が的中してしまうのかどうかが心配なところ。
 ヴィヴィオと指切りして約束したことが、後になってどういう意味をもってくるのだろうか。
 隊長陣はじめメインキャラはともかくとしても、ギンガさん辺りはすごく危ないと思うよね……個人的に。お母さんが死んでお姉さんまで、ってスバルが可哀想すぎるんで、それはマジで勘弁して欲しい。

 ところで、演出、というよりも構成が手堅すぎて、「一挙にすべてが崩れだす」という緊迫感に欠けるのは残念な点。ミッション開始前後の敵側の描写をいっさい省いて、クラッキング開始とほぼ同時に地上本部が砲撃される→ビルの崩れた部分から黒い煙が……→ぼう然と見上げるスバル達、という流れにでもしたほうが衝撃的だったのではないか。もちろん、世界貿易センタービルを念頭に置いているのであって、あからさますぎると言われればそれまでだがw
 敵の顔が見えない、何を狙っているのかもよくわからない、という状況は理不尽に恐ろしいものだし、最初に視覚的なダメージが欲しかったというのもある。
 手堅いのが不満というのも、贅沢といえば贅沢な話ではあるか。
関連タグ: アニメ 魔法少女リリカルなのは

エル・カザド 第16話 「怒る女」 感想

エリス&L・A
脚本:川崎ヒロユキ
作画監督:毬雄一・才木康寛(メカ)
絵コンテ:高村雄太
演出:太田知章

 凄いっ! こんな素敵な回し蹴りは、見たことがないっ!
 いや、これはナディみたいなサクラじゃなくて、マジで感動した。エリスは地味にマジックなんてやるよりも、その人間ばなれした身体能力をつかって見世物でもやったほうが、ずっと儲かるはずだ。
 しかし、なんというブチギレっぷり……私がナディだったら、しばらくエリスを「さん」づけで呼んでしまうだろうと思うほど怖かった。

 今回のあらすじ……
 ブルーアイズに銀行口座を凍結され、文無しになってしまったナディとエリス。やむなく、アミーゴ・タコスのチェーン店でバイトを始める。
 そこへ、客としてやってくるリカルドとリリオ。クライアントを失ったリカルドは賞金首を捕まえるため、ナディはアミーゴ・タコスのチラシ配りのため、それぞれ相方を残して店を離れてしまう。おまけに、店長までもが銀行へ出かけてしまい、エリスとリリオが留守番をするはめに。
 そこへ同じく、客として現れたL・A。危険を感じてリリオを奥へ隠すエリスだが、自分は仕事の合間に、L・Aから執拗にからまれる。
 客がいなくなり、人気のなくなった店内で、対峙する二人。エリスの目の前で、おもしろがってインカローズの原石を壊そうとするL・A。エリスは、ナディの助言──「自分が嫌だと思った時は、ビシッとやんなきゃダメなのよ」──を思い出し、凶器(ポット)で殴打→平手打ち→回し蹴りの三段攻撃でL・Aを撃沈する。
 そこへあわてて戻ってきたナディとリカルドが、一部始終を目撃。なお怒りのおさまらないエリスを、焦ったナディが制止する。ナディから銃口を向けられたL・Aは、エリスの知らない「ウイニャイマルカ」の在り処を、自分は知っていると言う。
 店長と別れ、また旅立つナディとエリス。「怒ってもいいけど、少しは手加減しなよ」と教えるナディに、自分がもった怒りの感情を、はじめて自覚するエリス。

 最近、気づくとタコスの歌を口ずさんでしまっていて、非常に危険。「エヘッ♪」までキッチリ歌っているのを、いつか他人に聴かれてしまう予感……

 「……私がやる」「みっずぅっ!」にはじまり、今回のエリスはいつになくノリノリだ。居眠りしかけているナディの前で、いつもより饒舌に自分の話をしていたり、妙に考え込んでいる様子だったりするところも気になっていた。それでこの締め方。
 エリスの変化・成長を描いているといえばそうなのだろうが、ナディからは、自分の感情を知るといった必要な影響を受けるばかりでなく、たとえば足癖の悪さなんかもしっかりと吸収しているらしい。エリスが、ヤンキー座りとかガニ股まで真似しだしたらどうしよう……

 一方、ナディもいっそうお姉さんっぽくなってきているのが、非常にニヤニヤできるところ。でもミレイユみたいにズバッと言うんじゃなくて、たとえばエリスが、自分は普通ではないからと言ったときの、「それ、あんまり言わない方がいいかなっ」という言い方に、ナディの人柄を感じた。いや、べつにミレイユ姐さんがキツいと言いたいわけでは……
 ただ、「普通じゃないとか人間じゃないとか思うな」って意見するのも、場合によっては押しつけにしかならないよなぁと納得させられたというか。

 たがが外れたようにL・Aをボコっていたエリスが、ナディに制止されてハッと我に返る、ってのがわたし的にはちょっとした萌えシチュだったんだけど、こと今回にかぎってはむしろ「惜しかった」と思ったのも事実。L・Aの奴、エリスにだけは害をなさないと思っていたのに私の買いかぶりだった……
 L・Aはウイニャイマルカについて、エリス以上のことを知っていると言うが、現時点ではあからさまなブラフとしか受け取れない。13話では、何も知らない風だったし……エリスはそれを鵜呑みにしてしまったのだろうか?
関連タグ: エル・カザド アニメ 百合

ふぐり屋 『その花びらにくちづけを あなたと恋人つなぎ』 感想

「その花びらにくちづけを」応援バナー

 同人ゲームサークル「ふぐり屋」の第三弾 『その花びらにくちづけを あなたと恋人つなぎ』 の、ダウンロード版を購入・プレイした。
 無印が「憧れのお姉さまに見初められよう!」、『わたしの王子さま』が「人気モデルの従妹とラブラブ同棲しよう!」というゲームだったとしたら、今作は一言でいえば「小動物系ツンデレ美少女をイジり倒そう!」。もちろん百合度はMAX超。

 プレイ時間にして三時間ちょっと。風邪を引いてしまい、頭痛に悩まされつつプレイ開始したのに、主役二人のラブイチャっぷりにニヤけているうち不調を忘れていたという不思議な効用あり。てかこの子ら、麻衣「玲緒は可愛い!」玲緒「可愛くなんかない!」でマジ喧嘩とかアホでしょw 同級生でクラスメイトということで、わりと等身大のイベントが多いのも、ニヤニヤに拍車をかけていたかもしれない。
 そしてなにより、ヒロイン・玲緒の可愛さは異常。詳しくはネタバレ感想の方に書くが、凶悪なロリボイスで炸裂する萌え科白の数々に、存分に悶えさせてもらいました……

 CG枚数は差分・カットイン抜きで20、Hシーン回想が8。音楽はBGM11曲。
 おまけはExtraとして、CG鑑賞・Hシーン回想・BGM鑑賞モードあり。
 システムは、バックログ・クイックセーブ&ロード・未既読スキップ・オートモード・スピード設定(文章)・サウンド設定(BGM・音声・効果音の個別ボリューム調整&ON/OFF)など、ひと通り揃っており快適。
 と、この辺は前作レビューからコピペで事足りたw というのも前作 『わたしの王子さま』から一ヶ月ちょっとしか空いていないということがあり、システム周りに変更点はなかったかと思う。ボリュームも同様。

 あいかわらず、ぺこ絵の破壊力は抜群なわけだが、作を重ねるごとにライターさんもうまくなっているという印象が私にはある。正直、一作目では唐突さが気になる箇所もチラホラ……だったのが、今作では告白までの流れや、少しずつ素直になっていくヒロインの描写もとても自然なものだったと思う。
 あと、主人公が基本攻めなのも、これまでにない要素で楽しめたかな。

 以下、ネタバレを含む感想↓

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魔法少女リリカルなのはStrikerS 第15話 「Sisters&Daughters」 感想

なのは&フェイト&ヴィヴィオ
絵コンテ:福田道生
演出:畠山茂樹
作画監督:大城勝

 ママたちに駆け寄ろうとして、お約束どおり、ポテッとコケるヴィヴィオ。目にいっぱいの涙をためて訴えかけるも、あわてて助けようとするフェイトママを、なのはママが素早く制止。
「ケガしてないよね? がんばって、自分で立ってみようか」
なのは、さっそく愛娘相手に教育ママモード発動……するも、倒れたままのヴィヴィオの目から溢れた大粒の涙に、見守るフェイトちゃんの理性もここまで。
「なのは、ダメだよ……ヴィヴィオ、まだちっちゃいんだからっ!」
そう言ってヴィヴィオに駆け寄ってしまうフェイトに、出鼻をくじかれた形になるなのは。
「もう〜! フェイトママ、ちょっと甘いよぉ」
「なのはママは厳しすぎですっ!」
で、画像のシーン。

 私には見える。全国のなのフェイ好きが、口をあんぐりさせてこの場面を見守っている光景が。
 フェイトがなのはに異議を唱えるというのも珍しい光景だが、なんといっても娘の教育方針の違いで対立しているわけだからなぁw しかもお互いに、てらいもなくママと呼び合って……もうどうしろと言うのか。
 なのは&フェイトも19歳になったことだし、そろそろガチ百合展開が……と思ったら、本編では子育てが始まってしまった。これは私にとっては面白すぎる展開だといわねばならない。ヴィヴィオもホント可愛くて、このアニメにかぎっては、シリアス展開なんてもういらないじゃん! といいたくもなる。
 次回以降、地上本部の公開意見陳述会と関連して大きな動きがありそうだが、あまり悲しい展開にはしないでほしい……

 それにしても、リリカルなのはにはユニークな家族が次々と登場するので楽しい。主なところで、最初はなのはの実家も少し不思議な家族関係だと思ったが、フェイト周辺はかなり複雑だし、八神一家にいたってはその繋がりをどう説明すればいいのかからしてよくわからない。そして今回、ヴィヴィオがなのはとフェイトの娘になっちゃったという。
 家族にもいろいろな形があると思えば、それなら家族という関係の本質にあるものってなんなんだろうなーとか考えが広がる。友愛と同様、家族愛こそが、このアニメの大きなテーマではあるのだろう。

 家族といえば、今回、スバルの姉・ギンガが、六課へ出向となった。朝練の際、「スバルの成長ぶりを確かめてみてほしい」というなのはの計らいで、スバルと一対一の模擬戦に臨むことに。
 ギンガさん可愛いなぁ、お姉さんらしさと凛々しさがうまく両立している。スバルとの仲良し姉妹っぷりも微笑ましい。これから出番が増えるといいな! って、何か非常にあやうい気配が漂っているのはきっと気のせい。
関連タグ: アニメ 魔法少女リリカルなのは 百合

『グリムグリモア』

グリムグリモア(初回生産版:崎元仁氏プロデュースサウンドトラックCD封入)

メーカー:日本一ソフトウェア
発売日:2007/04/12
参考価格:\7,140
価格:\3,230
OFF : \3,910 (55%)

 買おうと思ってAmazonのカートに入れたきり忘れていた、『グリムグリモア』の初回版。気がつくと半額になっていたので慌てて(?)注文した。
 初回特典のサントラCDは同梱物なのでともかく、早期購入特典のポストカードブックが外付けでついてきた。注文するときには何も書いていなかったのに謎。ラッキーだけどw

 調べた範囲では難しいという噂なので、超ヌルゲーマーの私にはツラいかも。だが、絵がとても可愛いし、主人公・リレとアマレットが百合百合らしいので、がんばってみよう……
関連タグ: 百合 ゲーム グリムグリモア

エル・カザド 第15話 「逆らう女」 感想

ナディ&エリス
脚本:川崎ヒロユキ
作画監督:佐々木睦美・門智昭(メカ)
絵コンテ・演出:平田豊

 なんという百合展開。手つなぎ(7話)→抱擁(13話)→急接近(今回)ときたら、次はもうわかっているよね?
 温泉で露天風呂に入ろうとしたら、こんなふうに寄りそっている百合カポーがいたとする……邪魔にならないように静かに立ち去る、以外の選択肢はない。それほどただなら〜ぬ雰囲気が漂い中。あろうことか水着を着ているとはいえ所詮はビキニ、ふつうに素肌と素肌が密着しまくりにちがいないんですよ!

 さて、前々回の流れを踏まえて、エリスの出生にまつわる秘密を、本人に告げることができないでいるナディ。なぜ話せないのか? その事実を知ったエリスが、自分に背を向けて去っていってしまうという夢を見て、話さなければならないと思うのに切り出すことができない。
 一方、ブルーアイズたちとはまた別の一派が、政治家の汚職がらみでローゼンバーグを失脚させることに成功していた。
 「プロジェクト・リヴァイアサン」はもともと、中央情報局による国家ぐるみの計画だった。予期せぬ事故が原因で中止され、プロジェクトチームは縮小、情報局の一部署──R-331として、その名をとどめている。この計画を、以降もひそかに動かしていたローゼンバーグこそが、彼女たちにとって危険な存在だったのだ。
 プロジェクトの事実上の凍結を受けて、議会でエリスの「保護」が決議された。その命によって、ブルーアイズはナディを呼び出す。契約の終了を告げるブルーアイズに対し、差し出された報酬をうけとらず、エリスの引渡しを拒むナディ。
 そのとき、エリスの前に、L・Aが再び姿を現す。そこへ戻ってきたナディは、エリスがすでに何度も彼と会っていたこと、そして自分自身の出生にまつわる秘密を聴かされていたことを知る。
 L・Aが去り、居合わせたリカルドたち──ローゼンバーグの失脚とともに、クライアントとの契約が切れた──とも別れた後、温泉に浸かりながら、お互いにその秘密を知っていたことについて話すナディとエリス。自分が人間ではないのをイヤだと思わないか、と尋ねるエリスに、「そんな切ないこと、言わないで」と否定するナディ。

 ナディが、エリスが魔女であることも普通に知っていた件。私もうろくしすぎ。
 ところで、エリスにいわせると、魔女とは人間ではないのか? 遺伝子操作によってつくられた人間だから「人間ではない」という意味なのだとしても、L・Aの歪んだ優越意識とは対照的に、ずいぶんと自虐的な言い方だと思った。
 出生にまつわる秘密についても、訊かれなかったから言わなかっただけと答えてはいるにせよ、少なくとも「ナディにイヤだと思われるかも」という危惧がエリスの側にもあったんだろう。そう考えると、お互いに「本当のことを話したら、相手が離れていくかもしれない」という逡巡があったわけだ。それを一挙に解消してしまったL・Aの登場は、彼の意に反して、結果的にナディとエリスの絆を強める方向に働いてしまっているw

 しかしながら、ナディがエリスと一緒にいようと決心するのも、エリスがナディに懐くのも、経緯を考えれば納得はできるのだが、何か腑に落ちきらないものを感じるのも本当。とくにナディの動機について。
 言い方は悪いが、この二人において、ナディの側には何ら見返りのない状況だと思う。情に厚くてエリスのことも好きで、その境遇にも同情(という言葉がダメなら共感)していて、もう放ってはおけない、得体の知れない連中にも渡せないというのは、もちろんわかるんだけど……そこから「命にかえても守る」とか、あまつさえ悪夢を見て「待って。行かないで、エリス!」とかになると、話がちょい飛躍したと感じてしまう。
 つまり、描写不足というより、たとえるならパズルのピースが足りていないような感覚。やはり、ナディサイドの過去話をはじめとした描写がもっと欲しい。ナディはどこからきて、何をやってきていて、何をしたい人なのか? それこそがストーリーの土台の部分であり、その辺りはこれからだろう。
 あとは、
(1)プロジェクト・リヴァイアサンが頓挫にいたった原因とされる事故の詳細。
(2)ブルーアイズが属する組織なり何なりの内容。
(3)エリスのオリジナルとなった魔女について。
(4)「魔女は滅びた」という言明の真偽と、もし事実ならその経緯。(2)とも関連する。
(5)ローゼンバーグの背景と目的。
さしあたり思いつく範囲で、この辺も疑問かな。しかし私にとって問題なのは、
(6)今後、ブルーアイズが正しく活躍できる日はくるのか?
ということだ……セクシーなお姉さんキャラは、カッコよく戦うためにこそ存在すると思うんだ。なんてったって久川キャラなんだから、このままでは終わらないと確信している。
関連タグ: 百合 アニメ エル・カザド

『その花びらにくちづけを あなたと恋人つなぎ』 紹介ページ公開

「その花びらにくちづけを」応援バナー

 同人ゲームサークル「ふぐり屋」の第三弾 『その花びらにくちづけを あなたと恋人つなぎ』 の、紹介ページが公開されていた。

 今作は、
らぶらぶで、とってもエッチで、百合ん百合んなツンデレ☆ラブコメディー♪
ということで、「ぺこたんインしたお!」では内容紹介と称して
「玲緒は私の嫁よ!!」(by 麻衣)
といきなり主人公の勝利宣言がなされた模様。どうぞどうぞ。
 紹介ページを見ただけで何か萌えてきたのだが、これってもはや条件反射? 小動物っぽいヒロインがとても可愛い。応援バナーに縦長タイプが加わっていたので、さっそく玲緒バージョンを貼ってみた。ちょ、背景が百合の花ですよ!

> 発売日 ダウンロード版:19年7月中旬予定
    パッケージ版 :19年7月末頃予定

と書かれているが、私は前二作と同様、おそらく両方とも購入してしまうだろう……物にこだわるタイプなのでパッケージ版が欲しいんだけど、発売を待ちきれなくてDL版にとびついてしまうんだな、これが。
 すでに発売が待ちきれない勢いだが、当面はキャスト発表待ち。楽しみだなー!
関連タグ: 百合 ゲーム その花びらにくちづけを レズビアン

タカハシマコ 『乙女ケーキ』 感想

乙女ケーキ

著:タカハシ マコ
発売日:2007/06/18
価格:\900

 本が届いてからもう何度も読み返してしまったが、そろそろ本棚にしまう前に、感想を書いておこう。
 描き下ろしの「乙女ケーキ」がまた、この本のおしまいを飾るのにぴったりの一編で、読んでいて幸せな気分になれた。まるで、ケーキの上にのったイチゴのような作品だ。たぶん、イチゴから先に食べるタイプの人は、この描き下ろし作品も最初に読んでしまうのだろう。

 乙女ケーキなる甘ったるそうなタイトルに加え、非常に可愛らしい絵柄でありながら、タカハシマコの百合漫画は甘さひかえめだ。『百合姉妹』のころから、そこが気に入っている。むしろ、どの作品にも共通する苦みこそが、ほのかな甘みをいっそう引きたたせていると思う。
 物語に登場する女の子たちは、いろいろな感情を抱えていて、簡単には通じあえないことばかりで、ときには手ひどく傷つけあいもする。そして、「タイガーリリー」から引用するなら「心が触れあった」としても、それも長さからすれば、ほんの一瞬の出来事にすぎないのかもしれない。「ずっとこうして二人で」なんて、そんな保証はどこにもない。それでも「触れあった事実」だけは確かな痕跡を残し、ともすれば永遠に残る……
 「タイガーリリー」の先生は、「一時的な感情です。お嫁に行けば、すぐに忘れてしまうでしょう」と言って、トラさんを諭した。だが、自分のほうが先にゆりさんから忘れられてしまうだなんて、夢にも思わなかっただろう。タイガーリリーこそ永遠、考えようによっては、残酷ですらある。

 連載中に私がいちばん印象に残った作品は、「タイガーリリー」もさることながら、「氷菓子の欠片」だったりする。
 "摩擦ルミネセンス"による冷光の、つめたい輝き──かつて自分の冷たい心を、その熱のない光にたとえてみせたとき、それを好きだ、キレイだと思うと答えてくれた友だちの言葉に、「暗闇に一瞬だけ光がさしたようだったわ」と語る、主人公の母親。この人はきっと、その場では何とも返事をしなかったのだろうと私は想像する。それが、娘からまで「氷のように冷たい」と評され、大切なものを失いかけているまさにそのときに、昔、ありのままを肯定してくれた女の子の言葉を思い出して、「私は一生忘れないわ。とてもうれしかった」と応えているのだ。
 この一編は、主人公の少女の視線を介した、このお母さんの百合話でもあるのだと思った。というよりも、母親(の少女時代)と娘、二組の女の子同士の関係が、二重写しになっているのかな。

 「彼女の隣り」までいくと、そのような一瞬への固執は、少し病的に感じるほどになっている。桜の下で一目惚れした少女、たった一度みかけただけの彼女に、夢の中で繰り返し語りかけ、見つめつづける主人公。
 幻のようにきれいな、彼女はどこにいるのか? 本当に、自分の前に存在していたのだろうか? わからない。確かめるすべもなく、現に本人を目の前にしても、わからないままかもしれない。彼女からとってしまった彼氏のように、「だって、そこにいるんだから」とは言いきれない……
 そのとき、主人公は唐突にひっぱたかれる。頬には確かな痛みがある。泣きながら食ってかかってくる彼女をよそに、主人公は涙をこぼして微笑む。その痛みは、彼女がそこにいるという証だから。自分が夢見ているだけではなくて、確かにそこにいるということの。

 現実と虚構のあわいをゆきつもどりつしながら、作者がつかもうとしている、つかめない一瞬。あとがきには、「この感情は百合だ」と自分の中で思うものを探すのに、すごく時間を使ってしまった、そう書かれている。その苦心によって、ともすれば永遠になってしまうような一瞬が、作品の中に刻まれてしまったんだと私は思う。
関連タグ: 百合 漫画 百合姫

石見翔子 『スズナリ!』 第2巻 感想

スズナリ! 2 (2) (まんがタイムKRコミックス)

著:石見 翔子
発売日:2007/06/27
価格:\860

 第1巻の感想は こちら

 濃い余韻の残る結末。
 私があまり四コマ漫画を読まないせいもあってか、短いお話の連鎖によって、ここまで物語性を持たせることができるんだなぁと感心しきり。何気ない日常描写のあいまに、そこからふっとズレてしまうような、不思議な感触がまぎれこんでくるのがとても面白い。
 それに何より、鈴が姿を消してしまってから、キスシーンにいたるクライマックスの流れに、非常に引き込まれた……というより少し泣いた。

 「だって変でしょ、おかしいでしょ? 姉妹でも人前で、『大好き 大好き』って。他人から見て、一体どう思われてるか考えた事ある?」
楓の何気ない問いかけに対して、あくまでも素直に、
「ないよ? おねいちゃんは、しらない人からヘンって思われたらすきじゃなくなるの?」
と答える鈴。これは一本取られたと思わせるセリフで、姉妹にかぎらず、女の子同士だったり、その他の関係に置き換えてみても、うなずかされる言葉だろう。それだけではなくて、「好き」ってなんだろう? と考えて、ふと立ち止まってしまう場面だ。

 鈴は作中、楓に対して、もうこれでもかとばかりに「おねいちゃん、だいすき〜!」と連呼しまくっている。むろん楓のほうも満更でもなさそうなのだが、それはべつにして、挨拶のように自然に繰り返される「好き」は、しだいに有難みが……いや、意味が薄まっていってしまう。
 それが楓の、「好き」の対極にある拒絶の言葉によって、鈴はほんとうに唐突に消えてしまう。それこそ、初めから存在してすらいなかったかのように。
「ねえ夏実。夏実は自分に憶えがないのに、何か足りないって感じた事ある?」
何かを無くしてしまったのかもしれない、という不安にとまどう楓を描く中で、物語はこの「好き」という言葉をめぐって展開していく。鈴を失った楓は、ただ好かれていればよい立場ではなく、楓自身の「好き」を問われることになる。
 そして選び取る。鈴から奪ってでも、自分が無くしてしまった「好き」を取り返すことを。
 ここで、薄まっていたはずの「好き」の意味が、それまでにない重みをおびる。
「人の子よ。他者から奪い、己の願いを取るは、なんと傲慢な行為とは思わなんだか?」
その問いによって、「好き」というのが嬉しかったり、幸せだったりするばかりではない……失うことだったり、奪うことだったりもする、という側面がはっきりと示されてしまう。そしてそれは、鈴がすでに通ってきた道でもあった。楓と一緒にいるために、自分自身を賭けた鈴。だからこそ、楓の「好き」がないと、文字どおり「存在せぬも同じ」なのだ。
 そして、それほどの想いを鈴が、結果的には無くしてしまったとすれば、その想いに応えた楓の選択も、確かに傲慢なのかもしれない。
 それでも、隣にいる鈴のことを「大切な人なんだ」と告げる楓の笑顔は幸せそのもので、だから私は、上の問いの続き……
「──しかし、それもまた──」
の後に、かみさまは何と続けたかったのだろうかと、気になってしまうのだ。
関連タグ: 百合 漫画 スズナリ!

魔法少女リリカルなのはStrikerS 第13・14話 感想

フェイト&ヴィヴィオ

 13話の感想を書き忘れていたので、二話分をまとめて。
 なのはとフェイトはホントに同衾していたんだなぁとか、いや、そんなことはもはや問題ではなく、ちょっと刺激的すぎる家族の光景に仰天……
 以前、「ヴィヴィオはさほど重要なキャラではなさそう」などと書いてしまったのは、いくらなんでも見る目がなさすぎだったと猛省しておりますw

 なのはもフェイトも齢19にして、あちこちから身寄りのない子どもを連れてきちゃうっていうのは、甲斐性ありすぎて逆にどうなのよと思わなくもない。ないのだが、

フェイト「そう。なのはがママになってくれたんだ?」
ヴィヴィオ「うん」
フェイト「でも実は、フェイトさんもちょっとだけ、ヴィヴィオのママになったんだよ」
ヴィヴィオ「?」
フェイト「『後見人』っていうのになったからね。ヴィヴィオとなのはママを、見守る役目があるの」
ヴィヴィオ「……なのはママと、フェイトママ?」
なのは「うん!」
フェイト「そう」
ヴィヴィオ「あ……ママ……」
なのは・フェイト「はーい♪」

 …………!?

 もう何も言うまいw というより何かうまく表現できないんだけど、さすがにこの展開は予想の斜め上すぎるよ! 二人のママに、小さくて可愛い女の子……ものすごく新感覚のトキメキを感じてしまった。

 朝、なのはが目を覚ますと、そこにはフェイトの寝顔。傍らにはヴィヴィオが、なのはにしがみつくようにして眠っている……やがて離れてしまったなのはを、寝ぼけたまま捜しはじめるヴィヴィオ。それをなのはがそっと抱き上げて、フェイトの横に寝かせてあげると、眠ったままのフェイトが自然に抱き寄せる。それを見て思わず微笑み、二人に毛布を掛けてあげるなのは……
 という冒頭の場面からして、悶絶するほど素敵だ。まさに幸せな母親の朝だ。三人で手をつないで朝ごはんを食べにいく姿とかももう……もう勝手に世界一幸せになってくれ!

 さて、そして、レリックへの対策を表向きの理由とする、機動六課の設立。その裏側にあったもうひとつの理由──ロストロギアをきっかけに始まる、管理局地上部隊の壊滅と、管理局システムの崩壊を示唆するカリムの予言──を、地上本部の動向に絡んで、知らされることとなったなのはとフェイト。
 その予言に従い、地上本部の万が一の危機に備えて、機動六課は始動したのだった。当の地上本部のトップ・ゲイズ中将が、何の手も打とうとしないのみならず、六課を敵視し、叩く機会を窺っているというのも皮肉な話……それに対し、本局側も表立っては手出しができないでいるという抜き差しならない状況であり、当然、はやてにかかるプレッシャーは大きい。
 闇の書事件で味わったような悲しみを、他の誰にも味わわせたくない。そのために命を賭けるというはやての決意は、周囲からすればどこか、生き急いでいると映ってしまっていた。

 ここにきて、ひたすら前向きに突き進んできたはやてにも、壁らしきものが見えてきた。ひとり密かに思いつめていることが、後になって思いがけない落とし穴となってしまったりするのかもしれない。それでも、はやてなら大丈夫だろうという気が私にはする。
関連タグ: アニメ 百合 魔法少女リリカルなのは

エル・カザド 第14話 「メイプルリーフ」 感想

エリス
脚本:金巻兼一,作画監督:遠藤大輔・才木康寛(メカ),絵コンテ・演出:川面真也

 題して「博士の異常な愛情 または私は如何にして堅物であるのを止めてロリータを愛するようになったか」──つめたい計算機のような男・シュナイダー博士が、少女を愛するようになる過程を、克明に描いたドキュメント。
 視聴者にとって結末は明らかとはいえ、そのきわどさゆえにインパクトは大。

 今回は、ナディがまったく登場せず、エリスの過去──博士と過ごした日々、その顛末が語られる。
 ローゼンバーグの依頼を受けたハインツ・シュナイダー博士にとって、「検体」にすぎない幼いエリスは、しかし意思を持っているがゆえに、彼の思いどおりにはならないでいた。だが、「心には心を」とのローゼンバーグの助言に従って、博士がエリスに贈り物をしたことがきっかけとなり、二人の関係は変わり始める。
 やがて、10年という歳月を共に過ごした博士とエリスは、次第に心を通わせるようになっていた。さらに、エリスがもつ魔女の力の目覚めを機に、自分が彼女を愛していることに気づく博士。
 エリスが口にした「好き」という言葉によって、共に逃げ出すことを決意した彼は、しかし、銃弾で命を落とす。

 湖の、光るさざ波を眺めつつ、
エリス「きれいだね」
博士「ああ」
のやり取りに、NOIRの「波の音」の回を思い出したのは私だけだろうか。きれいだと言ったのはどちらのことなのか……

 そして、ローゼンバーグの趣味の悪さに笑った。お堅いシュナイダー博士を、10年がかりで揺さぶりをかけてロリコンに目覚めさせた挙句、ああもあっさりと射殺とは……
 だが、人生のまさに最高の瞬間に死ねるなんて、このハンバートは幸福だったにちがいない。

 おそらくローゼンバーグにとって、博士を殺すことは、ぬいぐるみを壊すことと同等の意味合いしかなかっただろうと思う。つまり、エリスの覚醒を促す手段にすぎなかった。エリスの大切なものを破壊することが、魔女としての覚醒の引き金になると考えた結果であり、事実、そのとおりにもなっている。
 彼がブルーアイズの動向に手をこまねいているのも、つまりナディに手出しをしないでいるのも、理由はそこから類推できるものかもしれない。

 ただ、あのような中途半端なラストでは、ミスリードを疑わずにはいられないのも事実。
 たとえば、仮に博士が生きていたとしても何ら不思議はない(事実、エリスは壊されたぬいぐるみも修復しようとしていた)し、そもそもナディとエリスの旅がゆきつく先がこの程度の秘密でしかないのなら、それを目にしたであろうナターリアの取り乱しようが解せないんだよね。博士が死んだ後で何かが起こり、その描かれていない部分こそが肝心という可能性もある。
 いずれにせよ、エリスの失った記憶がカギになるだろう。

 あまり関係ないが、今回の回想を見て私の頭には、

    シュナイダー
      ↓↑
ナディ→←エリス←L・A
      ↑
   ローゼンバーグ

という地獄絵図が浮かんだ……エリスからは何か、変態を引き寄せるフェロモンのようなものが発しているのではなかろうか?
 生命の危険とは別の意味で、ナディの護衛は必要なのかもしれないと思ったエピソードだった。
関連タグ: アニメ エル・カザド

イリュージョン 『すくぅ〜るメイト』 感想

すくぅ~るメイト 通常版

メーカー:ILLUSION
発売日:-
参考価格:9,240
価格:6,098
OFF : 3,142 (34%)

 こちら で挙げたエロゲーをプレイ。確かに、ヒロイン同士のレズシーン……というよりレズプレイがあったので一応報告。

 まず、このゲームは、従来のADVとはシステムが異なるので、その流れを大雑把に説明。
(1)「オープニングイベント」として、全ヒロインが登場する導入部を見た後で、「スクリプトモード」に移行。
(2)スクリプトモードで、Hのシチュエーションや場所、ヒロインのコスチューム・ステータスなどを選択して、Hモード(Hシーン)に移行。Hするとポイントがたまって、コスチュームが買えたり、主人公のステータスを上げたりすることができる。
(3)(2)を繰り返すと、選択できるHのシチュエーションが増えると共に、新たなイベントも追加される。そうしてシナリオを読み進めることで、各ヒロインの好感度が上がり、それぞれのエンディングへ。

【“イリュージョン 『すくぅ〜るメイト』 感想”の続きを読む】
関連タグ: ゲーム レズビアン

『アオイシロ』 主題歌について

 ほんまPの一言コーナー
http://maglog.jp/aoishiro/index.php?module=Article&action=ReaderDetail&article_id=135297

 アカイイト&アオイシロのプロデューサーさんのブログ。
 この記事によれば、『アオイシロ』の主題歌のボーカルは、前作に引き続き霜月はるかさん──そしてなんと、Ritaさんが担当する模様!
 これ、riyaさんの間違いじゃないよね? まぎらわしいけど、みたいなことが書いてあるもんね……
 これが事実なら、かなり嬉しい! 『Noel』のED曲『コイノニア』でRitaさんのファンになり、『カタハネ』のOP&ED曲で女神と崇めるようになった私としては、「Ritaが歌えば神百合ゲー」という個人的すぎるジンクス(良い意味で)がまたひとつ更新される予感に打ち震えずにはいられないのであった!
 というのはまぁ大げさにしても、Ritaさんの、人の気持ちをフワッと包み込むような歌声が純粋に大好きなので、とても楽しみであります。さいきん買ったアルバム 『multiple』を聴きつつ待ちたいと思います!

 それで本題の、声優オーディションの結果の方は、どうなったんだろう?
 私はオンライン投票に参加させてもらったけれども、名前を書きとめておかなかったせいで、誰に票を投じたのかが微妙に思い出せない……だが聴けば分かるはず。とても能登な声の人に投票したのは憶えているんだけど、合格しているといいなぁ。

 その上で、ボイス収録が9月ということは、発売日はいつ頃になるのかな?
関連タグ: 百合 ゲーム アオイシロ 音楽

工画堂 『ソルフェージュ 〜Overture〜』 感想

ソルフェージュ~Overture~

メーカー:工画堂スタジオ
発売日:2007/06/29
参考価格:\3,001
価格:\2,616
OFF : \385 (13%)

 今年の冬に発売予定の『ソルフェージュ』に対する、プレリュードディスクという位置づけ。
 内容としては、
(1)コンテンツディスク
(2)設定集(冊子)
(3)主題歌マキシシングルCD
という構成。

 (1)のコンテンツディスクには、ミニADV+ミュージックアクションゲーム 『少女たちの園』が収録されており、これはプレイ時間にして30分ほど。

 ADVパートの内容は、本編の少し前のエピソードということで、舞台となる桜立舎学苑(おうりつしゃがくえん)高等部の入学試験を受ける主人公・かぐらと、その当日のヒロインたちの様子が描かれている。ここにはボイスはなし。キャラの立ち絵がとても可愛く、また淡い塗りが印象的。
 また、かぐらの実技試験として、主題歌のショートバージョンを演奏できる。工画堂の音ゲーは初体験──正直、これは楽しすぎ! 熱中しすぎて指が本気で痛くなり、今もキーボードを打つのがダルい。
 やり方がわかってすぐは、「タッチタイピングそこそこ&前に楽器をやっていたこの私に任せと……ムズッ! ムズいよ!」って感じで焦ったけれども、慣れてきたらめちゃくちゃ楽しい。感覚的には、確かに楽器演奏と勘所が似ているかもしれない。これはすごくハマりそうだわw
 ちなみに難易度はEASY/NORMAL/HARDと選択できる。また、オプションで自動演奏をON/OFFできるので、「ミュージックアクションパートを飛ばしてADVパートだけプレイ」というのも一応可能らしい。

 その他に、作品紹介フラッシュ、デスクトップアクセサリー+かぐらのシステムボイスなど収録。また作品紹介には、かぐらボイスによるガイドあり。キャラ紹介で、憧れの人・すくねの長所を延々と列挙し、「女神様」と褒め称えるかぐらがバカっぽくて大変よろしい。

 (2)の設定集には、巻頭に椋本夏夜による描き下ろし漫画がフルカラー8ページ。
 「大好きよ。わたくしのすべてを受け止めなさい」(←なぜか命令形なのがポイントw)とすくねがかぐらにキスをするシーンあり。序章(Overture)の時点でもう友情じゃなくてガチっぽい……いいぞもっとやれ。
 他に設定資料が14ページ、イベントCGの紹介が4ページ(いずれもカラー)。イベント絵でもやっぱりキスしようとしてますけど……

 (3)のマキシシングルには、榊原ゆいによる、主題歌 『Little Wing』と、高屋すくねのテーマ曲 『Kaleidoscope』が収録されている。後者は主題歌とは対照的に、しっとりとした、大人っぽい感じの曲。

 と、まぁこんなところかな……
 音ゲー部分が面白すぎ。というのは上でも言ったからいいとして、百合要素にはかなり期待できそうだという感触を得た。少なくとも、「ウフフ、私たちずっと素敵なお友達でいましょうね♪」なヌルいENDにはなりそうもないと予想。
 そういうEDでも良い百合作品はたくさんあるので、もちろん一概にはいえないけれども。

ソルフェージュ公式サイト
http://www.kogado.com/html/kuroneko/sol/
関連タグ: 百合 ゲーム ソルフェージュ
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